
<プレシーズンゲーム:阪神-ドジャース>◇16日◇東京ドーム
ドジャース大谷翔平投手(30)が「1番DH」で先発出場し、第1打席で空振り三振、第2打席は中飛に倒れた。
15日の巨人戦では戸郷から右翼席へ本塁打。1回無死で阪神才木と対戦。1ストライクからの152キロ直球をファウルして追い込まれると、2球続けてワンバンドのフォークを見送り。2-2から3球連続となるワンバンドのフォークにバットが空を切った。
第2打席は3回2死、カウント2-1から外角高めの151キロ直球をフルスイングも空振り。フルカウントから内角高めの152キロ直球を高々と打ち上げ、浅い中飛に倒れた。
才木とは23年WBC直前の強化試合以来のマッチアップで、当時は低めのフォークを大谷が膝を突きながら中堅後方へ本塁打を放った。対才木は741日ぶりとなった。
来日前のオープン戦では18打数6安打1本塁打。打率は3割3分3厘、OPS(出塁率+長打率)は1.040をマークした。昨季は打率3割1分で54本塁打、59盗塁を記録し、史上初の「50-50」を達成。OPSは1.036とした。自身初のポストシーズン(PS)では、ワールドシリーズ(WS)第2戦で左肩を負傷した影響もあり、打率2割3分で3本塁打の成績だった。
大谷は18日から始まるカブスとの開幕2連戦は打者として出場する。当初は米アリゾナ州グレンデールでのキャンプ期間でライブBP(実戦想定の投球練習)に登板する見通しだったが、調整ペースを落とし、ブルペンでの投球も当面は行わない方向となった。東京から本拠地ロサンゼルスへ戻る3月下旬以降にブルペン投球を再開する見込み。
大谷自身も14日の記者会見で「プラン通り来ていた。逆に言えば順調に来ていたために、少し間を空けてもいんじゃないかというような判断じゃないかなと思う。僕自身は納得していますし、逆に言えばこのシリーズに向けて、打者を優先的に仕上げる期間というのはあったので、体力的にも精神的にも良い期間だったんじゃないかなと思います」と話した。