
<明治安田J1:町田1-0新潟>◇第6節◇15日◇Gスタ
FC町田ゼルビアFW西村拓真(28)がホームのアルビレックス新潟戦で今季3点目となる決勝点を挙げた。
今季加入した元日本代表アタッカー。システム上、1トップに韓国代表FWオ・セフン(26)が入り、西村はシャドーストライカーの形で全試合に先発し、高い適応能力を発揮している。
貴重なゴールは前半25分に訪れた。チームとして狙っていたショートカウンターで、FW相馬勇紀(28)からの左クロスに頭で合わせてゴールネットを揺らした。「本当に勇紀がうまくクロスを上げてくれたので、当てるだけでした」と同い年の快足ウインガーに感謝した。
開始直後にも絶好機があった。相手陣でボールを奪い、GKとの1対1を西村が外していた。「ショートカウンターは試合の中で多くあると思っていた。前向きなミスとしてしっかり自分自身受け入れてやっていきたい。あれをミスしたからといってやり続けられない選手ではなく、どんどんああいうミスをしていけるよう、前向きにやっていきたい」と気落ちすることなくチャンスに関わり続けた結果、得点につながった。
チーム合流から約2カ月。連係が深まっている手応えがある。「もっともっと脅威になれると思うし、できることはたくさんある。空いている期間を無駄なくやっていきたい」と2週間の代表ウイークを有効活用する。
6試合を消化して勝ち点12を獲得した。チームは開幕戦と第3節で敗れたが、直近3連勝と波に乗ってきた。西村は「3連勝で慢心している選手はいないですし、最後に笑えるように頑張りたい」と気を引き締めた。【佐藤成】