
第97回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)の甲子園練習2日目が14日、甲子園球場で始まった。
先陣を切った花巻東(岩手)は、15分間ノックや外野ノックののち、10分間の打撃練習と5分間の投球練習を行った。
気温10度の中、唯一の半袖で臨んだ背番号1の金野快投手(3年)は打席に入り、中前打をマーク。「いざ到着したときは寒くて…(笑い)」。練習に集中するうちに、寒さを忘れた。「打撃の方は調子上がっている。初打席ですが、ヒット打ててよかったです」と笑みを浮かべた。ほかにも、高橋蓮太郎捕手(3年)や赤間史弥外野手(2年)は木製バットを使用し練習した。
米子松蔭(鳥取)との初戦は大会初日の18日で同校の先輩、ドジャース大谷翔平の日本での開幕ゲームと同日だ。「自分たちの野球ができれば」ときっぱり断言。また、4番で肉離れから回復中の巨人古城茂幸内野守備走塁コーチの長男、古城大翔内野手(2年)へ「勝てば2回戦には出られると。命をかけて戦いたい」と金野も古城の復帰を待つ。
甲子園練習は13日から2日間で行い、16校ずつが30分間練習する。