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【ACLE】川崎F大島僚太が今季初出場で存在感、長谷部茂利監督が大絶賛「非常によかった」


川崎フロンターレはACLのラウンド16第2戦で上海申花を4-0で下し、8強入りを果たしました。今季初出場となったMF大島僚太は、11月以来の公式戦で中心的役割を果たし、試合を通じて円滑なボール回しを展開。特に後半23分に左サイドから供給したパスが伊藤達哉のゴールの起点となり、その活躍は観客とダゾーンの解説者林陵平からも絶賛されました。長谷部監督は、「彼の技術力でチームを動かす」とし、起用理由を高く評価しました。大島の復帰によって攻守両面でチームが活性化されたとし、彼の多機能性が際立った試合でした。

川崎F対上海申花 前半、パスを出す川崎F大島(撮影・宮地輝)

<AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE):川崎F4-0上海申花>◇12日◇ラウンド16第2戦◇U等々力

川崎フロンターレMF大島僚太(32)が上海申花(中国)戦で今季初出場した。昨年11月22日以来、約4カ月ぶりの公式戦出場で、チームの4-0勝利に貢献した。

「キング」が等々力に降臨した。国内屈指の技術力と戦術眼を誇りながら、なかなか状態が上がらず、今季はいまだ出場がなかった。

長谷部茂利監督は前日会見で「(今季)最も重要な試合」と語った大一番で大島を先発に起用。背番号10はその期待に応えるかのように、円滑なボール回しの中心となり、中盤からゲームを作った。2-0の後半23分には左サイドで絶妙なパスを供給し、MF伊藤達哉の3点目の起点になった。

後半27分の交代時には観客から大きな拍手で送られた。試合を中継したDAZN(ダゾーン)で解説を担当した林陵平氏から「完璧です」と大絶賛された。

試合後、指揮官からも「非常に良かったと思います」と称賛された。起用理由について問われると「ボールを扱う技術が非常に高いです。ボールを握りながら、チームを動かしていく、その辺はチーム一かもしれない。随一ですね。そういう選手なのでそこをお願いしている」。攻撃の組み立てを託し、勝利を近寄せた。

さらにこう続けた。

「それ以外にも彼が入ったことで周りが生きてくることがあると思います。攻守の切り替えであったり守備も相当よく足を運んでやってくれた。これまであまり彼のプレーで目立たなかったところかもしれないけれど、私の目にはそういう部分も非常によくなっているし、試合の中で表現できていると感じています。非常に良かったです」

賛辞が止まらなかった。クラブに関わる誰もが待ち望んだ大島の復帰と4発大勝。この上ない形で川崎Fが8強入りを決めた。【佐藤成】

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