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【柏】DF古賀太陽がFW細谷真大と練習でガチバトル「まじ嫌」も「日常の練習でありがたい」


柏レイソルのDF古賀太陽は、広島戦に向けた練習中にチーム内での激しい攻防を喜んで受け入れた。サンフレッチェ広島戦に備えるためのトレーニングでは、日本代表FW細谷真大と対戦し、公式戦さながらの激しさを体感したという。古賀は、細谷との対峙を通じて自らの成長を感じ、「日常の練習でこうした質の高い対決を経験できるのはありがたい」と語った。チームは先の鹿島アントラーズ戦で初めての敗北を経験。リカルド・ロドリゲス監督は、その敗北から学び次に生かすことが重要だと選手たちに伝えた。古賀も「鹿島戦で得た教訓を今後に生かし、次の広島戦では個々が局面で勝ることに焦点を当てたい」と意欲を見せた。

柏DF古賀太陽(2025年2月10日撮影)

柏レイソルのDF古賀太陽(26)がチーム内バトルを歓迎した。チームは11日、サンフレッチェ広島戦(16日、Eピース)に向け柏市内で練習を再開。戦術練習では、古賀が自陣のゴール前で日本代表FW細谷真大(23)と、公式戦さながらの激しいバトルを繰り広げる一幕もあった。

古賀は、スピードに乗って裏に走り、強靱(きょうじん)な体をぶつけるゴールを狙う細谷に対し「まじ、嫌ですよ。(試合で)対峙(たいじ)している相手がこんな嫌な思いをしてるんだなと思って…。真大と対峙(たいじ)することは、あまりなかったから、普段、こういう駆け引きしてるんだなと」と苦笑。「それを、日常の練習でできているのはありがたいし、真大を1対1で守り切れれば、それなりの選手になっている感覚はある」と、チーム内の高い質の練習に手応えを口にした。

プレシーズンから無敗を続けてきたチームだが、前節鹿島アントラーズ戦で初黒星を喫した。これまでは、相手の出方を見て、臨機応変に戦い方を変えてきたが、鹿島戦は鹿島のやりたいことに引きずり込まれてしまった。

リカルド・ロドリゲス監督は「敗戦は悔しいが、課題をとらえながら次に進んでいこう」と選手たちに呼びかけたという。古賀も「負けはいつか来る」と前を向き「鹿島戦で経験したことが、これからすごく生きてくると思っている」と話す。次節の広島戦へ「局面局面で1人1人が上回らないと簡単には前進させてくれないと思う。準備してきたものがうまくいかないことがまた起きるかも知れない。ピッチ上で変化を起こす作業を続けていければ」。鹿島の敗戦を、次に生かす覚悟だ。【岩田千代巳】

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