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【柏】MF小泉佳穂、鹿島戦の反省を生かし「前期のヤマ場」16日の広島戦へ闘志あらわ


柏レイソルのMF小泉佳穂は、次節のサンフレッチェ広島戦をシーズン前半の重要な試合と捉えている。前節の鹿島アントラーズ戦で、柏はプレシーズンを含む今季初黒星を喫した。試合では鹿島のハイプレスに苦しみ、柏特有のパスワークがうまく機能せず、小泉は中盤の役割や柔軟性の不足を反省。しかし試合終盤には攻撃的なプレースタイルを見せた。広島戦の準備においては、鹿島戦での高い守備の強度を糧にしながら、広島のマンツーマンディフェンスにどう対抗するかがカギとなる。小泉は「広島の方が難しい」と語り、広島戦を制するためには、過去の試合から得た修正力を活かす必要があると考えている。柏は十分な準備期間を活用し、チャレンジャー精神で敵地に挑む意欲を見せている。

柏MF小泉佳穂(2025年3月8日撮影)

柏レイソルのMF小泉佳穂(28)が11日、次節のサンフレッチェ広島戦(16日、Eピース)を前半戦のヤマ場と位置付けた。

柏は8日の前節鹿島アントラーズ戦で、プレシーズンを含め今季初の黒星を喫した。鹿島のハイプレスに対し、FWへの長いボールが多くなり、本来のパスワークが影を潜めた。

小泉は「ずっと(中盤の底の熊坂)光希が空いている状態だった。多分、普通に(ボールを)回せたんですよ。相手の出方を見て、自分たちで有効なやり方を模索しなくてはいけなかったけど、まだ柔軟さが足りなかった」と猛省した。

第4節までは、相手の出方を見てピッチ内の選手が適切な判断を下していたが、前節は臨機応変さが足りなかった。だが、終盤はハーフコートゲームに持ち込み持ち味の攻撃サッカーは発揮した。

次節の広島はマンツーマン気味の強度の高い守備が特長。鹿島戦で強度の高さを体感したことは大きいが、小泉は「鹿島と広島はまったく戦術的に違うチーム。自分たちがやってきたことを出せるかどうかの意味で、鹿島よりマンツーマンの広島の方が難しい」と分析する。まさに「人対人」「質対質」の勝負だ。「鹿島、広島は前期のヤマ場だと思っている」と闘志をあらわにした。

16日まで準備期間は十分にある。前節で今季初黒星を喫したが、内容は完敗ではなかった。鹿島線の反省と各選手の修正力を生かし、敵地へチャレンジャー精神で挑みに行く。【岩田千代巳】

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