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【ドジャース】大谷翔平、独自の調整で開幕シリーズ備える 帰塁の練習繰り返し、故障再発防ぐ


ドジャースの大谷翔平選手は、開幕シリーズの打者としての出場を目指し、独自の調整に取り組みました。特に、走塁練習でのけん制球に応じた帰塁方法の改善に心血を注いでいます。昨季はヘッドスライディングで帰塁していましたが、故障リスクを考慮し、コーチからは控えるよう指導されています。また、投手復帰に向けてはキャッチボールや専用機器を使用したボールの回転解析を行い、ブルペン投球は3月下旬以降に再開予定です。健康管理と技術改善に努め、投打二刀流復活を視野に入れた練習を続けています。

帰塁の練習をするドジャース大谷(撮影・菅敏)

ドジャース大谷翔平投手(30)はオープン戦に出場せず、独自の調整で開幕シリーズでの打者出場に備えた。走塁練習では一塁からリードをとり、けん制球で戻る帰塁の練習を繰り返した。右足を一塁ベースにつく形と、左足をつける形を試し、それぞれの感覚を確認。昨季は際どいタイミングの時にはヘッドスライディングから右手を伸ばして戻っていたが、クリス・ウッドワード一塁コーチは「我々としては頭から(ヘッドスライディングで)戻って欲しくない。また肩の故障などして欲しくないし、予防として」と、故障再発を防ぐ目的を明かした。

3月18、19日の開幕2連戦では打者専念となるが、今季は投打の二刀流として復帰を目指している。ヘッドスライディングは故障のリスクがあり、同コーチは「彼はものすごく貴重な存在。もしけがをしたら、投げられなくなる。健康体を保つようにしている」と、帰塁にも細心の注意を払っていることを強調した。

投手調整ではキャッチボールを行い、球速やボールの回転軸、回転効率などを数値化する機器・ラプソードを使用。担当トレーナーや投手コーチらと現状の確認をしながら、平地から座った捕手相手にも投球練習を行った。投手復帰に向けてはややペースダウンし、ブルペン投球の再開は3月下旬以降となる見込み。二刀流復活へ、投打で改善作業が続く。

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