かつての新人王候補ドジャース・アウトマン、意地のオープン戦１号３ラン 打率２割台復帰の１発

試合前のドジャースのジェームズ・アウトマン（Allan Henry-Imagn Images＝ロイター）

＜オープン戦：アスレチックス－ドジャース＞9日（日本時間10日）◇アリゾナ州グレンデール

ドジャースのジェームズ・アウトマン外野手（27）が、開幕メジャーへアピールの1発を放った。4点を追う4回2死一、二塁。アスレチックス2番手左腕・リールの初球内寄りのスライダーを捉え、右翼スタンドへ運んだ。打率を2割台に復帰させるオープン戦1号3ラン。ホッとした表情で、ベンチに戻った。

アウトマンは23年シーズンに151試合に出場。打率2割4分8厘、23本塁打、70打点という好成績を残し、新人王候補に名を連ねた。ただ昨季は53試合の出場にとどまり、打率も1割4分7厘と低迷。4本塁打、11打点と打撃不振に苦しんだ。外野手のレギュラー争いが激しい中、存在感を示した。