
<明治安田J1:G大阪1-0清水>◇8日◇第5節◇パナスタ
ガンバ大阪が清水エスパルスを下し、今季初の連勝を飾った。
FW宇佐美貴史(32)やDF中谷進之介(28)ら主力を欠く中、ホームデビューとなったMF満田誠(25)が初先発。前節の東京ヴェルディ戦で後半から出場して流れを変えた背番号51は、この試合でも抜群の存在感を放った。
トップ下の位置で相手にプレスをかけ、ボールを奪っては裏への飛び出しで相手の脅威に。満田が連続した動きを繰り返せることで、G大阪は周囲が連動。MFネタ・ラビ(28)も攻守で躍動するなど、常に良い距離を保ってプレーした。前半8分にMF倉田秋(36)が迫力を持って飛び込み、同10分には満田が曲がりながら落ちるミドルシュートでゴールを脅かす。同21分には満田がロングボールに抜け出して、右足アウトサイドでのラストパスであわや清水のオウンゴールという場面も作り出した。
良い流れの中でG大阪は同36分に先制に成功する。右からのスローインを満田が受けてDF半田陸(23)に返すと、半田からラビ、FW山下諒也(27)とつなぎ、最後は山下が左足でビューティフルループをゴール左隅に沈め、パナスタに歓喜をもたらした。
G大阪は後半も満田やラビ、FWイッサム・ジェバリ(33)を中心に効果的な試合運び。決定機を作りながらも追加点は奪えなかったが、初先発のDF佐々木翔悟(24)の堅実な対応などで清水の攻撃をシャットアウトして、前節に続くウノゼロ勝利。離脱者が続き、メンバー枠を1つ空けて臨みながらも、新戦力と既存選手が融合した動きを見せたG大阪が今季3勝目を手にした。