
<センバツ高校野球:組み合わせ抽選会>◇7日
大会連覇を狙う健大高崎(群馬)の青柳博文監督(52)が、初戦の明徳義塾(高知)を警戒した。
健大高崎は昨年のセンバツで佐藤龍月投手(3年)と、石垣元気投手(3年)の両投手を軸に初優勝。史上4校目の大会連覇に期待がかかるが、佐藤は昨夏に左肘のトミー・ジョン手術を受け、野手として出場を目指す。昨秋に四国大会を制した明徳義塾は39度目の甲子園出場。難敵との対戦決定の瞬間を青柳監督は「ちょっとびっくりして、本当にちょっと一番(試合を)したくない相手ですね」と、苦笑いで振り返った。
ゲームプランにも言及。明徳義塾は昨夏の甲子園16強を経験したエースで主将の池崎安侍朗投手(3年)を軸にした伝統の堅守が光る。指揮官は石垣か昨夏の甲子園を経験した左腕・下重賢慎投手(3年)を先発させる方針を示した上で「あんまり点は取れないと思いますから。3点勝負だと思いますね。それが限度だと思います」と、ロースコアの展開を予想した。
さらに、敵将は甲子園通算54勝の名将・馬淵史郎監督(69)。「高校野球を引っ張ってきた方。試合を通じて勉強しながら」と敬意を示しつつ、「できる限りのことはやる。選手の力を信じる」と意気込んだ。