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【センバツ】秋王者の横浜 投打ともに力増し狙うは春頂点 初戦の相手は市和歌山


第97回センバツ高校野球大会の組み合わせ抽選会で、昨秋の明治神宮大会を制した横浜(神奈川)が市和歌山との対戦が決定。横浜は最速150キロの2年生右腕・織田翔希投手と、防御率0.26で安定感抜群のエース左腕・奥村頼人投手を中心に、攻撃力を強化した『5点打線』で望む。昨秋から無敗の横浜は、大舞台での経験を活かし勝利を目指す。村田監督は初戦の重要性を選手達に強調し、精神面の調整にも注力。大目標は松坂大輔氏らが達成した『4冠』で、甲子園でのプレーに挑む。

※写真はイメージ

<センバツ高校野球:組み合わせ抽選会>◇7日

第97回センバツ高校野球大会(3月18日~30日、甲子園)の組み合わせ抽選会が行われ、昨秋の明治神宮大会を制した横浜(神奈川)は市和歌山との対戦が決まった。

最速150キロを誇る2年生右腕・織田翔希投手と、昨秋、通算防御率0・26と抜群の安定感を誇るエース左腕・奥村頼人投手(3年)の2枚看板は健在。打線は主将の阿部葉太外野手(3年)を中心に「5点打線」を目指し、打力を磨いてきた。機動力も生かし、攻撃力は昨秋を上回る。

初戦に向け、いよいよスイッチが入った。今冬は12、1月は体力づくりに力を入れ、2月からは本格的に実戦練習。紅白戦も8~9試合を行った。村田監督は2日の練習試合解禁時に「初戦ならではの空気感がある。それを選手たちに話したい」と、話していた。昨秋から大舞台を経験してきた選手たちも、甲子園でプレーするのは初めて。「王者・横浜」といえど、緊張は想定済み。「打ち損じをどれだけなくすか。これからが勝負」。練習試合でメンタル面も含め、調整を重ねていく。

公式戦15連勝中と無敗のまま年を越した。日米通算170勝の松坂大輔氏(44)らが達成した「4冠=明治神宮大会、春夏の甲子園、国体(=現国民スポーツ大会)」を狙う。秋王者の自信を胸に、1戦ずつ勝利を重ねていく。

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