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<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):Bミュンヘン1-1(2戦合計3-2)セルティック>◇18日(日本時間19日)◇決勝トーナメント・プレーオフ第2戦◇ミュンヘン
日本代表FW前田大然(27)とMF旗手怜央(27)所属のセルティック(スコットランド)が、DF伊藤洋輝(25)のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)と1-1で引き分けたが、2戦合計2-3で16強進出を逃した。
前田と旗手はアウェーでフル出場。セルティックは1点リードで迎えた後半アディショナルタイムの49分に痛恨の失点。延長戦目前で決勝点を奪われ、敗退となった。
日本人選手が強豪相手に躍動した。前半16分に旗手の右サイドを崩すワンタッチパスからクロスボールが入り、ゴール前に前田が飛び込んだ。ボールに届かず流れたが、決定的なシーンを作った。
続く前半18分、前田が右足でゴールを狙った。MFキューンが相手ボールカットからパス。受けた前田がフリーでペナルティーアーク付近から右足のコントロールシュートを狙ったがシュートミス。ゴール右へと外した。
この試合の均衡を破ったのは前田の快足だった。0-0で迎えた後半18分、セルティックの縦パスが流れたところ前田がチェイシング。BミュンヘンDFスタニシッチが中央の味方へパスしたボールを追いかけ、相手選手に渡る前に先に触り、スライディングでパス。これがキューンに渡り、左足シュートが決まった。前田のアシストから1-0と均衡を破り、2戦合計2-2と並んだ。
Bミュンヘンの猛攻を受けたが、セルティックはGKシュマイケルのセーブなどで懸命に耐えた。そしてこのまま1点をリードすれば延長戦へ突入という後半アディショナルタイムで、痛恨の失点となった。
後半49分、BミュンヘンはクロスボールからMFゴレツカがヘディングシュート。シュマイケルがセーブし、こぼれ球をDFビッカースがクリアしようとしたところ、デービスがブロック。ボールはインゴールへ飛び込んだ。土壇場の1点が勝負を決した。
伊藤はベンチ入りしたが出番はなかった。