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日本循環器協会が公式X(旧ツイッター)で、ヤクルトの球団マスコット「つば九郎」担当スタッフの死因となった肺高血圧症を説明し、注意を呼びかけた。
公式Xで「つば九郎さんが肺高血圧症で亡くなりました ご冥福をお祈りします」と悼み、病気について説明。
「肺高血圧症は、ただの高血圧とは違います 肺に向かう動脈が狭くなり血流が悪くなることで酸素を取り込めなくなり、低酸素を引き起こします
早期発見・早期治療が有効です 息切れがあれば受診を」と投稿した。
投稿に続く形で、症状や診療科、検査方法や治療なども紹介していた。
◆肺高血圧症(はいこうけつあつしょう)肺動脈の流れが悪くなることで、心臓と肺に機能障害が起こる病気。原因はさまざまで、肺血管や心臓、肺に何らかの異常が起きると、肺動脈の血液の流れが悪くなり、肺動脈圧が上昇することがある。肺動脈圧が高くなると、肺動脈に血液を送る心臓の右心室にも高い圧力がかかり、心臓の右室が肥大、機能低下して右心不全が進む。息苦しさや息切れ、体のだるさ、足のむくみ、失神、血痰(けったん)などの症状があらわれる。治療せずに放置すると、さらに肺高血圧と心不全が進行し、数年以内に命を落としてしまうこともある。