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米メディア「FOX 13 SEATLE」のスポーツディレクターを務めるアーロン・レヴィン氏が17日(日本時間18日)、自身のXでイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が球団公式犬と触れ合うシーンを公開した。
マリナーズは22年8月、保護犬となっていたゴールデンレトリバーの「タッカー」を引き取り、球団公式犬としている。以降は本拠地T-モバイルパークを住まいとし、時には遠征にも帯同している。この日はアリゾナ州ピオリアでのキャンプ施設で、イチロー氏とタッカーがじゃれ合う映像をアップ。同氏が投げたボールをタッカーが一生懸命追いかける和やかなシーンだった。
イチロー氏は愛犬家で、02年から柴犬の「一弓」を飼っている。一弓は19年3月の同氏引退を見届け、同年夏に息を引き取った。その後、新たに一弓と血縁関係にあるオスの「天朗」と、メスの「姫弓」を迎え入れた。引退会見では、当時18歳の愛犬の姿に「さすがにおじいちゃんになってきて、毎日フラフラなんですけど。懸命に生きてるんですよね、その姿を見てたら『俺、頑張らなきゃ』って。ジョークじゃなくて本当に思いました。まさか最後まで一緒に、僕が現役を終えるときまで一緒に過ごせるとは思っていなかったので、これは大変感慨深いですね」と話していた。
一弓への思い入れは深く、1月23日(同24日)の米国野球殿堂表彰者の共同記者会見では、「僕はですね、現役時代をずっと一緒に過ごして、旅立った一弓という犬がいるんですけど、一弓は実はプラック(殿堂盾)を作ってもらっていて、ホール・オブ・フェイムに入っているペットはボブ・フェラーの猫と、うちの一弓しかいないらしいですね。そのプラックがすごく大事ですね」と語った。