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【ソフトバンク】本物覚醒だ!リチャード豪快弾、山川穂高から授かった「準備力」で技術的な進化


ソフトバンクのリチャード内野手は、宮崎で行われた春季キャンプの紅白戦で、本塁打を放ち存在感を示しました。彼は2回無死の場面で浜口投手の外角直球を打ち抜き、左中間最深部の芝生席まで到達させました。この打球の背景には、オフにチームの先輩である山川穂高選手から学んだ「準備力」があり、彼の成長が窺えます。リチャードは以前から傑出した打撃力を持っていましたが、1軍では結果を残していませんでした。今後は対外試合やオープン戦での活躍が期待され、彼の飛躍の年となる可能性があります。覚醒の予感に満ちた今年、1軍での存在感を証明することが求められます。

ソフトバンク紅白戦 2回裏白組無死、リチャードは中越え本塁打を放つ(撮影・梅根麻紀)

<ソフトバンク紅白戦>◇17日◇宮崎・アイビースタジアム

今年こそ、本物の覚醒だ! ソフトバンクのリチャード内野手(25)が17日、技術的な進化を印象づける豪快弾を放った。宮崎春季キャンプの紅白戦に「4番三塁」で先発出場。2回無死で浜口の外角直球を振り抜き、左中間最深部の芝生席へ運んだ。会心の一打の裏に、オフに弟子入りしたチームの先輩、山川穂高内野手(33)から授かった「準備力」があった。小久保監督も成長を認めるロマン砲に、いよいよブレークの予感だ。

   ◇   ◇   ◇

フォロースルーを決め、リチャードは手応え十分で一塁へ駆け出した。「感触は良かったですね」。2回無死の初球。DeNAから新加入した浜口の外角直球を振り抜いた。ライナー性の打球は、左中間最深部の芝生席へ一直線だ。バックネット裏で見届けた小久保監督は「4番らしい活躍。あのパワーで(バットの)芯に当たったら(スタンドに)入る」と、大砲候補の成長に目を細めた。

師匠の存在は大きかった。昨年の11月、山川に志願の弟子入り。「とにかく打ちたいので」。約3カ月、厳しいメニューで体をいじめ抜く。球界を代表する4番からみっちり打撃指導も受けた。昨季よりバットの軌道が遠回りせず、コンパクトに捉えられるようになった。

金言も授かった。打席内では直球に張っていながら変化球に対応するなど「準備」の大切さを伝えられた。リチャードは「1日、1日の準備を怠ることなく、そこに集中していきたい」と肝に銘じる。ただ、打つか、打たないかの結果は自分次第。山川に「打席に立つのは、お前だから」と告げられ、実戦突入後は本格的な指導も終わった。ここまで紅白戦全2試合「4番」に座り、計5打点をマーク。山川も重要視する準備力で、進化を見せている。

「ロマン砲」と決別する。直近2年は1軍0本塁打も、ウエスタン・リーグでは5年連続の本塁打王、3年連続の打点王と無双ぶりだ。山川も「(リチャードが1軍で)何で、打てないんですかね」と言うように、ポテンシャルは無限大。今後は対外試合、オープン戦を控え、結果が求められる戦いが続く。「立場的にもアピールをしないといけない」と鼻息は荒い。紅白戦の4番からいつか1軍の4番へ…。覚醒への予感は漂う。今年こそ、それを証明してみせる。【佐藤究】

<過去のリチャードの主な春季キャンプ>

◆A組初抜てき 20年春季宮崎キャンプでプロ初のA組入り。初日の12分間走ではノルマを達成できず、王会長は「リチャードは最初だけだったね。まあ、バットで目立ってくれれば」。フリー打撃では場外弾含む10本のサク越え。

◆ボクサートレ 21年春は小久保ヘッドコーチが就任し、下半身強化のためにリチャードにボクシングパンチを指示。巨体から強烈なパンチを繰り出し、ミット打ちを続けた。「下半身がきつかった」。

◆伸び悩み打ち上げ 藤本ホークス1年目の22年春は快音が響かず。2月27日の社会人チームとの練習試合に4番三塁で先発出場も4打数無安打、2三振。見守った王会長にアピールどころか、打撃は迷宮入り。

◆バックスクリーン弾 23年春は打撃投手を務めた笠谷(現DeNA)から豪快にバックスクリーンへ打ち込んだ。「打撃の目的はセンター返し。目的はできたかな」。連日、アーリーワークにも参加。

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