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新主砲は西武に必ず勝ちをもたらす。17日、宮崎・南郷キャンプ初となる紅白戦で、レアンドロ・セデーニョ内野手(26=オリックス)が左翼防球ネット直撃の特大本塁打を含む3安打で見せつけた。「いいコンタクトを心がけることが試合では最も大事。それがああいう結果になって良かったよ」と喜んだ。
「必勝」と書かれたハチマキを手に入れたのは数日前のこと。宮崎市内に食事に出かけ、オリックス・マチャドからもらった。通訳に意味を聞いて「モチベーションが上がりました」。16日の練習でしっかり巻き付け、この日に備えた。
昨季91敗のチームにやって来た。必勝はセデーニョの長打にかかる部分は大きい。「去年は去年。もう終わったこと。今年は僕だけじゃなく、みんなも自分の限界を超えるくらいの練習をやっている。力を合わせれば今年は違う結果が生まれるよ」。仲間たちからも「必勝!」と声をかけられテンションを上げる。
タイラー・ネビン外野手(27=アスレチックス)も負けじと「苦手だよ」というアンダースローの与座から左翼フェンス直撃の二塁打。2人が文字通り「助っ人」になることが、西武再建を進める絶対条件だ。【金子真仁】