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<明治安田J1:川崎F4-0名古屋>◇15日◇第1節◇U等々力◇観衆2万3005人
長谷部茂利監督を迎えた新生・川崎フロンターレが、ホームで迎えた開幕戦で名古屋グランパスに4-0と圧勝した。
前半は一進一退の攻防を繰り広げ、スコアレスで折り返し。後半に川崎Fが攻勢を強めた。
先制点は後半13分、左サイドからのFK。DF三浦颯太からのハイボールをゴール前中央で192センチの長身、日本代表DF高井幸大が打点の高いヘディングで合わせて均衡を破った。
続けて後半22分、左サイドから三浦がFWマルシーニョとのワンツーから縦のスペースへ抜けだし、グラウンダーのクロスボールを送る。走り込んだFW山田新がフリーで押し込み、追加点となった。昨季19得点したエースが開幕戦から結果を出した。
さらに後半34分、MF橘田健人からのクロスボールを山田がヘディングシュート。これがゴールバーに当たりこぼれ球となったところ、途中出場したFW山内日向太が拾い、冷静に相手をかわして左足でゴールに流し込んだ。山内はJ1初得点となった。
まだ終わらない。後半43分には右サイドから山内がドリブルでえぐり、ニアサイドへ低いクロス。FW宮城天が右足かかとでワンタッチし、駄目押しの4点目が生まれた。
新指揮官のもと、攻守の軸となる選手たちがそろい踏み。3年ぶり5度目のJ1制覇へ、幸先良く白星で走り出した。