フィリーズとマイナー契約を結んだ前阪神の青柳晃洋投手（31）が13日、渡米前に伊丹空港で取材に応じた。就労ビザの手続きの影響で招待選手として参加するキャンプのスタートには間に合わなかったが「やっといけるって感じ。予定より1日早く行けることになったんで、楽しみではありますね」と胸を躍らせた。
渡米までは阪神の球団施設を利用してトレーニングを積んでいた。「タイガースが施設を自由に使っていいっていう風に開けていただいたので、本当に充実したトレーニングができましたし、タイガースに感謝しながら練習できたので、向こう行っても大丈夫かなと思います」と話した。
阪神の元チームメートで、新たにマリナーズとマイナー契約を結んだ米挑戦の先輩、藤浪晋太郎投手（30）からは渡米に際しての珍助言をもらった。「晋太郎に『何が必要か』って聞いたら、『だしが必要です』って言われて。向こうではあんまり手に入んないみたいなので、それだけは1つ小っちゃいやつ持っていきます」と明かした。
家族は日本に残し、単身での挑戦となる。「メジャー契約は決まってるわけじゃない。どんな野球になるかわかんないですけど、自分の出せるものを出して、しっかりとメジャーリーグのマウンドに上がれるように頑張っていきたいと思います」と力を込めた。
