
<フランスリーグ:リヨン0-4スタッド・ランス>◇9日◇第21節◇グルパマ・スタジアム
【リヨン=松本愛香通信員】スタッド・ランスのFW伊東純也(31)はアウェーのリヨン戦で後半43分までプレーし、DF関根大輝(22)と交代した。FW中村敬斗(24)は会場入りしたが、ふくらはぎを負傷して欠場した。チームは0-4で敗れてリーグ戦10戦勝ちなしとなった。
ディアワラ暫定監督は試合後の記者会見で、伊東のプレーについて「我々は皆、ジュンヤの重要性を知っている。彼のパフォーマンスはチームのパフォーマンスと結びついていると私は思う。成功するには、同様に成功しているチームとチームメートが必要です。今のところチームはあまり良くない」と話した。
伊東を終盤に交代させたことについては「試合の勝敗が決まっていたので、最後に温存したかった」と説明。「チームが回復すれば、パフォーマンス力と決定力のあるジュンヤを取り戻せると確信している」と語った。
今季の伊東はリーグ戦で21試合に出場して4得点4アシスト。10戦未勝利の期間中は1ゴールを決めているものの、その間のアシストはない。
指揮官は「ジュンヤは前に進むのが好きで、突進するのが好きだ。残念ながら、彼がボールを持っているとき、彼の前には味方選手がほとんどいない。彼がフォワードとしてプレーするのは難しい。そうでない場合は、足をボールに置いて後ろ向きにプレーします。それは彼の性格に合わない。我々はできる限り彼をサポートし、また彼に自信を与えようと努力していく。なぜなら、この機能(役割)を成功させるには、偉大なジュンヤが必要となるからだ」。
チーム浮上のカギは伊東のプレーと、そのスピードを生かす味方のサポートにかかっている。