中日ドラフト1位の金丸夢斗投手(21=関大)が29日、ナゴヤ球場での新人合同自主トレを打ち上げた。
最終日は屋外ブルペンを使って、初めての立ち投げ。ドラフト4位石伊優太捕手(24=日本生命)相手に20球を投げ込んだ。「計画的に決めていた。腰のけがもあり、リハビリからスタートしたが、本当に順調にきている。この調子でキャンプを迎えたい」。2月1日からの沖縄キャンプは2軍読谷組でスタートするが、注目左腕の調整は順調だ。
外野でキャッチボールを終えると、足は三塁側ブルペンへと向かう。屋内練習場ブルペンを使用してのキャッチボールは一度、経験しているものの、屋外ブルペンは初体験。傾斜を巧みに使い、力強いストレートを投げ込んだ。受けた石伊は「ゆったりしたフォームから強いボールがド~ンとくる感じです」と印象を明かした。
トレーニング室ではナショナルズに移籍が決まった小笠原と初対面。あいさつを交わすと「頑張ってね、と言っていただいた。会えると思ってなかったのでうれしかったです」と先輩左腕に刺激も受けた。昨年5月に痛めた腰の状態も問題ない。4球団競合左腕のピッチはキャンプ・インとともに上がっていきそうだ。