UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は日本時間明日30日午前5時から、1次リーグ最終第8節の18試合が一斉に行われる。大会方式が新たになったことにより、18試合中12試合が次のラウンドへの進出が懸かるものとなっている。
前回までの各組4チーム中上位2チームが決勝トーナメントへ進出する方式の場合、最終節は既に進出チームが確定しており消化ゲームになることが多かっただけに、最後まで目が離せない状況を生んでいる。
優勝候補と目されたマンチェスター・シティー(イングランド)は7試合終了時点で決勝トーナメント・プレーオフ(9~24位)圏外の25位におり、1次リーグ敗退の危機に陥っている。ただしホーム戦となる最終節で20位のクラブ・ブリュージュ(ベルギー)に勝利すれば、プレーオフ進出は決まる。
36チームの状況は次の通り。カッコの順位は7節終了時点、チーム名の後ろの数字は勝ち点。
<決勝トーナメント(16強)自動進出=8位以内>
(1)リバプール21
(2)バルセロナ18
<プレーオフ進出(24位以内)以上が確定>
(3)アーセナル16
(4)インテル・ミラノ16
(5)Aマドリード15
(6)ACミラン15
(7)アタランタ14
(8)レーバークーゼン13
(9)アストンビラ13
(10)モナコ13
(11)フェイエノールト13
(12)リール13
(13)ブレスト13
(14)ドルトムント12
(15)Bミュンヘン12
(16)Rマドリード12
(17)ユベントス12
(18)セルティック12
<プレーオフ進出ライン>
(19)PSV11
(20)ブリュージュ11
(21)ベンフィカ10
(22)パリSG10
(23)スポルティング10
(24)シュツットガルト10
(25)マンチェスターC8
(26)Dザグレブ8
(27)Sドネツク7
<敗退決定>
(28)ボローニャ5
(29)Sプラハ4
(30)ライプチヒ3
(31)ジローナ3
(32)レッドスター3
(33)Sグラーツ3
(34)ザルツブルク3
(35)Sブラチスラバ0
(36)ヤングボーイズ0
【最終節カード】
アストンビラ-セルティック
レーバークーゼン-Sプラハ
ドルトムント-Sドネツク
ヤングボーイズ-レッドスター
バルセロナ-アタランタ
Bミュンヘン-Sブラチスラバ
インテル・ミラノ-モナコ
ザルツブルク-Aマドリード
ジローナ-アーセナル
Dザグレブ-ACミラン
ユベントス-ベンフィカ
リール-フェイエノールト
マンチェスターC-ブルージュ
PSV-リバプール
Sグラーツ-ライプチヒ
スポルティング-ボローニャ
ブレスト-Rマドリード
シュツットガルト-パリSG
【大会方式】
本大会の出場チームは前回までの32チームから36チームへと拡大。36チームはUEFAランキングをもとに4つのポットに分けられ、抽選で各ポットの2チームずつ、異なる8チームと対戦する(ホーム4試合、アウェー4試合)。勝ち点は従来通り、勝利3、引き分け1、負け0で勝ち点で並んだバイは得失点差、総得点による。
上位8チームは決勝トーナメント(16強)に進出。9~24位は決勝トーナメントプレーオフ(ホーム&アウェー)に回り、勝利したチームも16強に勝ち上がる。25~36位は敗退となり、欧州リーグへ回る権利も与えられない。
16強から準決勝まではホーム&アウェー方式の2試合を戦い、合計得点数が同じ場合は延長戦を戦う。それでも決着がつかない場合はPK戦に委ねられる。決勝は1試合だけで、こちらも延長、PK戦まで準備されている。