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【阪神】村上頌樹が青柳から教わったのは「許す心」6回3失点は「ナイスだから」QS量産誓う


阪神の村上頌樹投手は、青柳晃洋投手らと共に静岡・沼津での自主トレを終え、新たな決意を固めました。青柳からはマイナー契約を結んだ後、約7分間のメッセージで「自分を許す心」の重要性を教わり、特に村上に向けたエールが送られました。昨年は防御率2.58ながら負け越し、プレッシャーを感じていた村上ですが、青柳の言葉に支えられ、心にゆとりを持ってクオリティー・スタートの積み重ねを誓いました。今年から新天地へ向かう青柳の教えを胸に、村上は先発投手としての役割を全うするべく、今季に向けて準備を進めています。

青柳のもとで自主トレを行う阪神村上頌樹投手(撮影・波部俊之介)

阪神村上頌樹投手(26)が22日、青柳晃洋投手(31)らと行う静岡・沼津での合同自主トレを打ち上げた。練習後にはフィリーズとのマイナー契約を結んだ青柳から参加メンバーらに約7分間のメッセージが送られた。特に村上は名前を挙げられ「自分を許す心」を教わった。後輩右腕は金言を胸に気持ち新た。心にゆとりを持ち、今季のクオリティー・スタート(QS=6回以上、自責点3以内)量産を誓った。

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もらった一言一言に、村上は深くうなずいた。青柳のもとで行った静岡・沼津自主トレを打ち上げ。締めのメッセージでは先輩右腕から名前を挙げられ、直接エールを送られた。

青柳 去年、一昨年の成績に引っ張られて良いことはない。6回3失点だと(村上にしては)ダメなピッチングだとなるけど、普通に考えたらナイスだから。心を広く持つというか、許すことが大事。

23年にセ・リーグMVP&新人王を獲得した村上。自然と求められるレベルは高くなった。防御率2・58ながら7勝11敗と負け越した昨季。受けた言葉通り、強い重圧を感じていた。

村上 去年はすごく考え方が苦しい方向に行っていた。自分でハードルも上げていたので。もう少し楽に、許せる範囲を増やしてあげようかなと思います。

「青柳塾」には22年オフから3年連続の参加となった。今年から海の向こうへ羽ばたく先輩から最後に教わった「自分を許す心」。金言を胸に、今季に向けてQS量産を1つの目標に掲げた。「そこはずっとやりたい。イニングを投げれば先発としての役割を果たせる。イニングをしっかり食って、その中で失点も少なくしていけたら」。まずは先発としての役割を着実に果たしていく。

最終日はキャッチボールや内野ノックで調整。「初日と最終日で体の動きも全然違う」。約2週間で状態もバッチリ仕上がった。宜野座キャンプに向け、ここからは甲子園を中心に練習予定。心機一転、新たな1年に臨む。【波部俊之介】

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