上野動物園(東京都台東区)は、ジャイアントパンダの双子、シャオシャオ(雄)とレイレイ(雌)の近況を発表した。
2頭は健康管理のためのレントゲン撮影に必要な動作を練習し、習得した。現在はエコー(超音波)検査のため、検査器具に見立てた棒を胸に当てる練習をしている。
昨年末までには、血圧測定ができるようになった。上野動物園は、測定の様子を撮影した動画をホームページで公開している。若いパンダの血圧データは蓄積が少なく、健康診断の際に貴重な基礎資料になるという。
餌はモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケを中心に食べており、2頭とも健康状態は良好。15日の計測でシャオシャオは体重85・6キロ、レイレイは89・4キロだった。【山下俊輔】