西武の炭谷銀仁朗捕手(37)が13日、埼玉・所沢市内の商業施設で行われたトークショーに登場した。
今年でプロ21年目を迎える炭谷は、強靱(きょうじん)なボディの原点を語った。
継続力を身につけるため、小学5年生から高校野球引退まで毎日4キロのランニングを習慣づけた。「ランニングは全部に生きる」と雨の日でも、1日たりとも休まなかった。
プロ入り後も先輩から「足が動かなくなったら終わり」と話を聞いていたため、積極的に走り込んだ。
シーズン中も走り込みを行い、キャンプ地では荷物をバスに乗せてホテルからグラウンドまでランニングで移動。3球団に在籍した炭谷ならではの工夫で「楽天のときはホテルが遠すぎるのでオープン戦中にランニング。ジャイアンツのときは早く行ってドームの中を走ったり」などと臨機応変に継続している。
昨季は打率1割台で、チームは最下位に沈むなど悔しい1年となった。今季で38歳を迎える大ベテランは「去年はちょっと申し訳ない成績だったんですけど、今年はやり返したいと思っています」と巻き返しを誓った。