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【札幌】「5、6点はいきたいっす」DF家泉怜依、岩政大樹新監督にセットプレー学ぶ


北海道コンサドーレ札幌のDF家泉怜依(24)が新たな守備の要として注目されている。昨シーズンまでの主力、岡村大八選手の移籍により、防御ラインの強化が求められており、家泉選手は「超える気しかない」と意気込んでいる。彼は昨年、膝の手術を受けており、今シーズンに向けて完全復帰を果たしコンディションは良好。監督の岩政大樹氏からヘディングを武器にするようアドバイスを受け、セットプレーで得点を目指す意向を示している。また、オフシーズンには母校の高校サッカー全国選手権を観戦に訪れ、刺激を受けた。札幌U-18から3選手がトップチームの練習に参加しており、プロ昇格を目指す若手の活躍にも期待が寄せられている。

練習に参加する札幌家泉(撮影・保坂果那)

北海道コンサドーレ札幌の新たな“番人”にDF家泉怜依(24)が名乗りを上げる。10日、沖縄・金武町で午前、午後の2部練習に参加した。午後は初めて守備練習を実施。昨季までの主力センターバックDF岡村大八(27)がJ1町田に完全移籍し、「守備の要がいなくなり、よく『大八になれ』みたいに言われるけど、なる気はない。超える気しかない」と先輩を上回る活躍を誓う。

昨年11月21日に右膝タナ障害の手術を受けた。もともと痛みを抱えており、J2いわきから札幌に加入した昨季もリーグ戦12試合出場にとどまった。キャンプ前にリハビリも終え、全体練習をフルで消化している。「痛みがないので楽しい」と快調だ。

元日本代表DFの岩政大樹監督(42)から学べば、成長は必然。指揮官は選手1人1人と個別面談を実施しており、家泉は自身の課題に足元を挙げた。すると「ヘディングが強いならそれを出していれば、苦手な部分は勝手についてくる」と、武器で勝負するように勧められた。さらに「『セットプレーで点の取り方を教えてやる』と言ってもらった。5、6点はいきたいっす」と期待に胸を膨らませる。

オフには刺激を受ける出来事もあった。母校の藤井学園寒川が全国高校サッカー選手権に初出場した。千葉県柏市内に駆けつけて観戦。初戦で北海道代表の札幌大谷と対戦し、14人目までもつれ込んだPK戦の末に敗れるも、気持ちは晴れやか。「僕の時代(17年、3年時)は香川県予選初戦敗退。全国で戦った後輩たちをリスペクトしている」。自身も負けられない。活躍を届ける。【保坂果那】

○…札幌U-18から3選手が練習に参加した。15日までトップチームに同行する予定。昨季2種登録としてルヴァン杯でJリーグ公式戦デビューを果たしたMF川崎幹大(17)は4月から3年生。「プロに昇格するのはアカデミーに入った時から目標にしていたこと。まずそれを目標に」と意気込んだ。DF窪田圭吾(17)とFW多田蒼生(16)もアピールに燃える。

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