西武が今季から「ファーム監督補佐」のポストを新設することが13日、分かった。球団史上初のポストになる。ともにプロ野球選手経験がない伊藤悠一氏(37)と坂元忍氏(50)が着任する。
ファーム監督だった西口文也監督(52)が1軍監督に昇格し、ファームヘッドコーチの小関竜也氏(48)がファーム監督に昇格した。代わりのヘッド格は置かない方針で、小関ファーム監督と連携し、育成方針の進行管理や出場機会の管理など、2、3軍の運用をコーディネートしていく職となる。ユニホームは着用せずベンチにも入らない。
伊藤氏は元NHKディレクターで、23年にBCリーグ・茨城の新監督公募に応募。異例の転職として話題になった。茨城球団での1年間の監督任務を経て、24年に西武に入団。昨季は人財開発担当などを務めた。昨季、1軍が91敗での最下位に終わった西武は、新たに就任した広池浩司球団本部長(51)のもと、球団組織も改革中。新ポストもその試みの1つになる。