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久保建英がが怒りのスーパー弾「酷いことが起こったけど…」過密日程開催に不満も今年初得点


レアル・ソシエダードに所属する日本代表MF久保建英(23)がビリャレアル戦で独力プレーから決勝点を奪い、チームを1-0の勝利に導きました。このゴールは約60メートルのドリブル突破から生まれ、久保の技術と強度、献身性が際立っていました。今季5度目の試合MVPを受賞した久保は、過密日程に対する不満を示しつつも、更なる活躍を誓いました。クラブは過密日程に抗議声明を出しており、久保もリーグ戦やカップ戦での積極的なプレーを継続する考えを示しています。

レアル・ソシエダード久保建英(2024年7月25日撮影)

Rソシエダードに所属する日本代表MF久保建英(23)が怒りのスーパーゴールを決めた。古巣ビリャレアル戦で公式戦3試合ぶりに先発復帰。後半6分に独力突破から決勝点を奪い、1-0勝利に貢献した。今季5度目の試合MVPに選出。国王杯4回戦のバジェカーノ戦が中2日の過密日程で開催されることへの不満を示しつつ、今年初得点で今季4点目とし、さらなる活躍を誓った。

   ◇   ◇   ◇

久保の速さ、強さ、うまさが凝縮された驚愕(きょうがく)の得点が生まれた。25年初ゴールに「試合結果を見た時に、また久保が点を取っている、活躍しているな、という1年にしたい」と今年の誓いを立てた。

0-0の後半6分、相手のセットプレーで久保は自陣深くまで戻ると、味方からラフなボールが前線に蹴られた。ベンチ付近からダッシュし、相手DFを背後から追い抜くと、頭でコントロール。相手を振り切ってペナルティーエリア内まで進入するとカバーの選手も左足のインサイドとアウトサイドの細かいタッチで股抜きし、ゴール左に決めた。約60メートルを走り抜いた。

成長が著しい。技術の高さは幼い頃からずばぬけていたが、今季は強度の高さが増し、献身性への意識が高まっている。無得点ながら試合MVPに輝いた昨年11月のバルセロナ戦後には「攻撃だけではなく、守備でもこのユニホームを着てプレーした中で最高の試合の1つ」と誇った。この日も相手DFのタックルをものともせずにゴールを奪ってみせた。

インパクト抜群の得点はピッチ外にも強烈なメッセージとなった。クラブは中2日で16日の国王杯4回戦バジェカーノ戦に臨む。相手は10日にリーグ戦を終えており、コンディション面で不利な戦いを強いられる。クラブは9日に抗議の声明を出しており、久保も試合後に「木曜日にまた試合があるので取材は短めでお願いしたい。こんな酷いことが起こったけど僕たちは勝つことができた」と不満を爆発させた。

不公平な日程にも屈しない。リーグ戦、カップ戦、欧州リーグ、さらには代表も含めて志高くチームを引っ張る覚悟だ。「気を抜かずに。今年は3つの大会、全てで生き残っていくことが目標」と力強く言い切った。

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