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「1対2の状況ながらも違い」 公式戦2試合連続ベンチスタートの久保建英に地元紙が及第点


スペイン国王杯3回戦でレアル・ソシエダードがポンフェラディーナを2-0で下した試合において、久保建英は途中出場しチームの勝利に貢献した。試合前半はスコアレスで、久保は後半の開始とともに右ウイングとして投入された。彼はダブルマークを受けながらも、積極的にクロスや味方との連係を試みてチャンスを演出。終盤には決定機を得たが、シュートは惜しくも枠を外れた。地元紙エル・ディアリオ・バスコは、久保が「1対2の状況ながらも違いを作り出した」と評価し、3点(最高5点)を付けた。MVPにはオヤルサバルが選ばれ、彼にはチーム最高の4点が与えられた。

久保建英(2024年5月撮影)

<スペイン国王杯:ポンフェラディーナ0-2Rソシエダード>◇5日◇3回戦(ラウンド32)◇ポンフェラーダ

レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)に対してクラブの地元紙は「1対2の状況ながらも違いを作り出した」と評価し、及第点をつけた。

Rソシエダードは5日にアウェーで行われた国王杯3回戦で3部ポンフェラディーナと対戦し、オヤルサバルとブライス・メンデスのゴールにより2-0で勝利した。

昨年末のセルタ戦に続きベンチスタートとなった久保は、前半スコアレスだった試合の流れを変えるため、後半最初に途中出場した。いつも通り右ウイングでプレーし、ダブルマークを受けながらもクロスを狙い、味方と連係してチャンスメークを図る。そして終了間際に決定機が訪れたが、左足のシュートは枠を捉えられなかった。

クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコはこの日の久保について、「(久保と対峙(たいじ)したポンフェラディーナDF)アンドニ・ロペスは彼の投入で運が尽きたことを理解した。久保は1対2の状況ながらも違いを作り出した。彼の出場が試合を変えた」と寸評し、3点(最高5点)をつけた。

同紙はこの試合のMVPにオヤルサバルを挙げ、チームトップの4点(最高5点)と評価した。続いて、マレーロ、アランブル、スベルディア、パチェコ、トゥリエンテス、ブライス・メンデス、オラサガスティ、セルヒオ・ゴメス、スチッチが久保と並ぶ3点、ハビ・ロペス、オスカルソン、バレネチェアがチームワーストの2点。アイエン・ムニョスとパブロ・マリンは採点なしとなった。

Rソシエダードはこの後、13日にホームで行われるビリャレアル戦でスペインリーグを再開する。(高橋智行通信員)

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