<全国高校サッカー選手権:静岡学園2-0高知>◇31日◇2回戦◇駒場
高知は2回戦敗退となった。個人技主体の相手、静岡学園に対し、連動した守備で対抗。前半7分の失点以降は粘り強さを見せた。後半も効果的なプレスで相手を抑え込み、ボール奪取からのカウンターでチャンスも作った。だが、同14分に自陣左サイドを崩されて追加点を献上。大坪裕典監督(39)は「2失点目が痛かった」と振り返った。
80分間でのシュート数は「4-4」。押し込まれる展開が長かった一戦では決定力の差が勝敗を分けた。15年ぶりの3回戦進出とはならず、指揮官は「ボールも握れず、セカンドボールも拾われて、我々のサッカーをほとんどやらせてもらえなかった。最後の精度の部分を上げないと、全国で2回、3回勝つのは難しい」と悔しさをにじませた。