<全国高校サッカー選手権:大津2-1札幌大谷>◇31日◇2回戦◇柏の葉
高校生世代最高峰プレミアリーグのファイナルを初めて制した優勝候補、大津(熊本)は札幌大谷(北海道)に辛勝で「全国2冠」へ、勝ち上がった。
相手堅守に苦しみながらも、強みのセットプレーから均衡を破った。後半11分、左CKから、右SBのDF野口悠真(3年)が「次は流経(流通経大柏)なんで、そこに行くためには必ず先制点が欲しかった」という執念のドンピシャヘッドで先制。同20分、カウンターのグラウンダー右クロスから、清水入り内定の司令塔、MF嶋本悠大(3年)が「右サイド突破を信じてニアに走り込んだ」と合わせて突き放した。だが、後半ロスタイム終了間際のカウンターから失点。次戦へ課題も残った。
1月2日の3回戦は、強豪の流通経大柏(千葉)と激突する。