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【ヤクルト】西川遥輝「写真いいですか?」ほろ苦い記憶払拭へ4年ぶりのタイトル獲得目指す


ヤクルトの西川遥輝外野手が、かつての栄光を取り戻そうと努力している。日本ハム時代に4度の盗塁王を獲得した西川は、セ・リーグのヤクルトで再びそのタイトルを狙っている。両リーグで盗塁王となれば、貴重な記録として球界の歴史に名を刻むことになる。西川は話題の高価なスニーカーを愛用する一方で、スピードと技術でチームに貢献し、ファンの注目を集め続けている。彼はタイトルを獲得し、さらにはNPBアワードに出席することを期待している。彼自身が目指すものは、スニーカーヘッズだけでなく、多くの人々が注目する華やかな活躍だ。

ヤクルト西川遥輝(2024年12月16日撮影)

洗練された足元だけじゃなく、整った顔にも視線を集める。ヤクルト西川遥輝外野手(32)が、ほろ苦い記憶を払拭する。「やっぱりタイトルなんですよね」。日本ハム時代に4度の盗塁王に輝いたスピードスター。21年以来、4年ぶりのタイトルとなれば、河野旭輝(56、57年阪急、62年中日で獲得)に次いで史上2人目の両リーグで盗塁王。誰もが忘れない球界の顔となる。

あれは数年前のこと。「確か都内だったかな」。オフに街を歩いていると、若者が近寄ってきた。プロ野球選手なら、誰しもが経験するであろう声かけ。「すみませ~ん、写真いいですか?」。球界屈指のイケメンの西川なら、そういったお願いも日常。快諾したが、いつもと様子が違う。カメラを起動した若者の携帯は、すぐに下へ向けられた。「あ、俺じゃないんだ」。

足元には、ファレル・ウィリアムス×シャネル×アディダスのスニーカー。その写真のリクエストだった。「自分かと思って、恥ずかしかったですね」。17年に世界500足限定で発売された伝説のトリプルコラボ。販売価格は約13万円と言われた中、一時は300万円を超える値を付け、今もサイズによっては200万近くのプレ値を張る。西川は、当時のことを懐かしみながら「最近履いていないなぁ~。寝てますわ」と笑った。

北海道の日本ハム、仙台の楽天と渡り歩き、今季から加入した初のセ・リーグは大都会・東京のヤクルト。「別に声かけられることはない」と言うが、常にイケてるスニーカーを履く男はオシャレな街に溶け込む。「賞を取ればね、(NPB)アワードにも行ける訳で。顔も覚えてもらえる。(楽天)辰己みたいに金ぴかで。冗談っす(笑い)」。スニーカーヘッズが思わず、顔を上げるような成績をその足元から刻む。

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