4月27日付での退団を発表している宝塚歌劇団の宙組トップ芹香斗亜(せりか・とあ)が、2025年がスタートした1日、兵庫・宝塚大劇場で、サヨナラ公演の幕を開けた。「宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』」「ジャズ・スラップスティック『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』」の初日を終え、芹香は「この上ない幸せ」とあいさつした。
ショーの日本物では歌人・藤原定家にふんし、芝居では“ハリウッド随一の資産家”を演じ、男役18年最後の舞台に臨んだ。
無事に初日を終え、芹香は「2025年の始まり、そして宝塚歌劇111周年の1月1日というこの素晴らしい日に舞台に立つことができ、この上ない幸せを感じております」。
続けて「そして、それ以上に、元日より劇場に足をお運びくださった皆さまに心より感謝の気持ちで一杯でございます。ありがとうございます」と感謝の思いも伝えた。
公演については「豪華で美しい日本物レビュー、そして、温かいおしゃれなオリジナルミュージカル。この両作品で宝塚歌劇でしか味わえない夢の時間を、皆さまに堪能していただきたいと思っております」とアピール。
新年をサヨナラ公演の開幕で、ファンとともに本拠地で迎え「2025年が皆さまにとりまして素晴らしい1年となりますように、そして、本年も宝塚歌劇をどうぞよろしくお願いいたします」とも呼びかけていた。
宝塚大劇場では2月2日まで、東京宝塚劇場は3月15日~4月27日。芹香は東京千秋楽をもって退団する。