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【西武】わずか1年で戦力外の宮沢太成、支配下復帰へスタンバイ 平良海馬と石垣島で自主トレへ


西武の宮沢太成投手が、所沢での自主トレーニングで支配下登録復帰を目指している。宮沢は大学在学中に四国IL徳島でプレーし、2023年にドラフト5位で指名されたが、1軍登板の機会なく戦力外通告を受け、来季は育成選手としての契約となる。この日は左腕の羽田とキャッチボールを行い、3月や4月の支配下復帰を視野に入れ、早めのアピールを重視している。また、1年間でフォーム乱れと平均球速の低下が課題として残っており、石垣島での自主トレでそれらの修正とピッチング全体のレベルアップを図る予定。特に、同世代の成功例から学び、1軍で中継ぎとして活躍することを目指していると言う。

埼玉・所沢の球団施設で自主トレを行った西武宮沢(撮影・黒須亮)

西武宮沢太成投手(25)が23日、埼玉・所沢の球団施設で自主トレを行い、支配下復帰へスタンバイを進めた。

右腕の宮沢は進学校の長野から北大へ進学した。在学しながら四国IL徳島でプレー。23年ドラフト5位指名を受けたが、1軍登板はなく、10月28日に戦力外通告を受けた。来季は育成選手として迎える。

この日は左腕羽田とキャッチボールを行い、早くも捕手を座らせたピッチングを実施。「3月や4月で支配下を狙うには早めにアピールすることが大事。まずは3月末に支配下になれるように、2月中旬から3月末までの間にピークを持っていきたい」と、支配下復帰へピッチを上げている。

2軍では15イニングで11四死球を与えるなど精彩を欠いた。乱れたフォームの修正に時間がかかり、平均で150キロ台を記録していた直球が、平均140キロ台後半に落ち込んだ。わずか1年での戦力外通告にも「プロに入った時からクビになるのは頭に入れていた。早かったですけど、ある程度想像はできていたのかな」と心境を語った。

このオフは同い年の平良の誘いで、新人王を獲得した武内らと石垣島で自主トレを行う。平均球速の回復や、スプリットの精度アップなど、ピッチング全体のレベルアップを目指す。中継ぎとしての活躍をイメージし、「1軍で結果を残している選手で、同い年で聞きやすい。良いところを吸収していきたい」と、異色の右腕が復活を誓った。

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