DeNA桑原将志外野手(31)が19日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸1億2000万円でサインした。21年オフに変動制の4年契約を結んでおり、来季が4年目となる。「レギュラーシーズン難しかったですけど優勝することができなかった。ポストシーズンは個としてもチームとしても成長できたので来年につながると思います」と振り返った。
13年目となった今季は106試合に出場して打率2割7分、5本塁打をマーク。ポストシーズンでは精神的支柱としてチームを盛り上げつつ、引き締めた。日本シリーズでは全試合安打を放つなど打率4割4分4厘、1本塁打、9打点でシリーズMVPに輝き、26年ぶりの日本一に大きく貢献したが「それを生かすも殺すも来年かなと。気持ちは来年に向いています」と切り替えた。
成績についても「マインドも体もシーズン通して良い状態で戦えたと思いますし、でも数字を見ると物足りないのは一目瞭然。替えのきかない選手になって143試合ずっと出たい気持ちは持ち続けています」と全試合出場に意欲を燃やした。(金額は推定)