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ヤマル「バロンドールよりも先に欧州CLやW杯で優勝するなど、叶えたい夢が他にある」


バルセロナの若手FWヤマル(17)が、24年のゴールデンボーイ賞を受賞し、スペイン紙マルカのインタビューで成功の年について語った。ヤマルは落ち着いた心構えを重視し、自分の物語を紡ぐことを誓った。また、家族への感謝を表すため受賞したトロフィーを実家に置いていると述べた。現在の目標は欧州チャンピオンズリーグやワールドカップで優勝することで、バロンドールについては優先事項ではないと強調。ヤマルはメッシとの比較を光栄としつつも、自身の道を歩む意欲を示した。影響を受けた選手としてネイマールやロナウジーニョの名前を挙げ、そのスタイルを称賛している。今後の抱負としては、タイトル獲得と家族の健康維持が挙げられた。負傷により復帰は来月中旬以降になる。

ヤマル(ロイター)

素晴らしい1年を過ごしたバルセロナのスペイン代表FWヤマル(17)がイタリア紙トゥットスポルト主催の24年のゴールデンボーイ賞を受賞した後、スペイン紙マルカのインタビューに答えた。同紙がそのもようを17日に掲載している。

ヤマルはまず、欧州選手権に優勝し、個人的にゴールデンボーイ賞とコパ・トロフィーを受賞して大成功を収めた24年について、「本当にたくさんのことが起こったけど、常に慌てることなく、地に足をつけることを心がけている。僕のキャリアはまだ始まったばかりだ」と感想を述べた。

続いてこれらのトロフィーをどこに飾っているかという質問を受けると、「今のところ実家に置いてある。両親はいつも僕をサポートし、一緒にいてくれる人たちなので、ゴールデンボーイのような賞を受賞した時は感謝の気持ちを込めてプレゼントしているよ」と返答した。

バロンドール受賞を考えているかという質問に対しては、「固執していない。僕にはまず、欧州チャンピオンズリーグ(CL)やワールドカップ(W杯)で優勝するなど、叶えたい夢が他にある。もしいつの日かバロンドールを受賞できたら、それはまず、それらの目標を達成した結果だろう。もちろんバロンドール受賞は素晴らしいことだけどね」と最優先の目標ではないことを強調した。

現時点で17歳当時のメッシの成績を上回っており、よく比較されていることについては、「光栄なことだけど僕は自分自身の物語を書くようにしている。メッシは史上最高の選手で、僕はまだ最初のステップを踏み出したばかりだ。そのような比較は役に立たないことがある」と答えた。

これまで模範にしてきた選手については、「メッシの他にはネイマールとロナウジーニョだ。主に彼らの楽しいスタイルやプレーのあり方が好きだし、常に新しいことに挑戦しているからね」と明かした。

また、ヤマルはキャリア最高のゴールが今夏のフランス戦かと聞かれると、「欧州選手権の準決勝だったからそうかもしれない。でも子供の頃も素非常に晴らしいゴールをたくさん決めていたよ」とコメントした。

最後に25年の抱負について、「タイトルを獲得することと家族が元気でいること」と話し、特に手に入れたいタイトルについて「欧州CLだ。それは叶いたい夢だ」と率直に答えた。

ヤマルは15日のレガネス戦で右足首を負傷し、全治3~4週間と診断されたため、戦列復帰は来月中旬以降になる。

(高橋智行通信員)

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