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【C大阪】仙台中島元彦が3年ぶり古巣復帰決断 J2で13得点&優秀選手賞受賞のストライカー


ベガルタ仙台に期限付き移籍中のFW中島元彦(25)は、保有元であるセレッソ大阪への復帰を決断しました。中島は仙台で13ゴールを記録し、J2優秀選手賞を受賞するなど、大活躍を見せました。彼の決断には、幼少期から育ってきたC大阪への愛着が影響しており、新監督のアーサー・パパスの就任も後押しとなりました。また、他の移籍選手、MF松本凪生やMF大迫塁もC大阪に戻る可能性が高まっています。中島の帰還は、得点力が不足しているC大阪にとって大きな補強となる期待が寄せられています。

2024年6月、PKで先制点を挙げた仙台中島

J2ベガルタ仙台に期限付き移籍中のFW中島元彦(25)が来季、保有元のセレッソ大阪への復帰が決定的となったことが20日、分かった。

関係者によると、中島が下部組織から育った愛着のあるC大阪への復帰を決断したもようで、22年3月以来、約3年ぶりの帰還となる。近く正式発表される見込み。

C大阪下部組織出身の中島はプロ7年目の今季、J2で大ブレーク。J1昇格プレーオフ決勝に進んだ仙台で、不動のエースとして活躍。初の年間2桁得点となる13ゴールを記録し、J2優秀選手賞を受賞、選手投票によるJPFAアワードでは名誉あるベストイレブンにも入った。

左右両足によるキックの精度は定評があったが、さらなる得点感覚を身につけ、J1復帰を目指す仙台からも来季へ、強い残留要請を受けていた。

それでもC大阪は、小学校時代から下部組織で育ってきた中島に早い段階で復帰を要請。来季はオーストラリア人のアーサー・パパス新監督(44)の就任が決まったことで、中島もようやくC大阪復帰を決断する材料がそろい、このほど結論に至ったもようだ。

C大阪の今季の日本選手では、MF田中駿汰(27)の年間3ゴールが最多。根本的な人材難が明らかなチーム状況で、サポーターからも愛称「もっくん」で親しまれる中島の帰還は、最高の補強になる。

また、J2モンテディオ山形に期限付き移籍中のMF松本凪生(なぎ、23)も5年ぶり、J2いわきFCに育成型期限付き移籍中のMF大迫塁(20)も2年ぶりのC大阪復帰が決定的。いわきに期限付き移籍しているMF西川潤(22)は、場合によってはもう1年の移籍延長の可能性が出てきた。

◆中島元彦(なかじま・もとひこ)1999年(平11)4月18日、大阪市生まれ。C大阪U-18(ユース)から18年プロ契約。20年途中で当時J2の新潟へ期限付き移籍、21年C大阪復帰し、22年4月にJ2仙台へ期限付き移籍。本職はFW、MFなど攻撃的な位置だがボランチも可能。両足でのFKも武器。J1通算12試合2得点、J2通算138試合28得点、J3通算78試合19得点。171センチ、71キロ。

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