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【広島】ドラ1青学大・佐々木泰が背番号10とともに目指す鉄人ロード「戦い抜ける体を一から」


広島ドラフト1位の佐々木泰(21)が、新入団会見で背番号10のユニフォームを披露。佐々木は金本氏への強い尊敬の念を示し、その期待に応えることを誓った。金本氏は広島でトリプルスリーを達成し、世界記録となる1766試合連続フルイニング出場を果たした選手である。佐々木は肩の強さと体力を生かして「鉄人ロード」を目指し、プロの厳しい戦いにも対応できる体づくりに励む決意を語った。肩のけが以降もリハビリを続けており、ストレッチとトレーニングの重要性を実感している。佐々木はまた、同学年の中日・高橋宏との対戦機会も心待ちにしている。

新入団選手会見で、背番号10を披露するドラフト1位の佐々木(撮影・加藤孝規)

鉄人ロード目指す。広島ドラフト1位の青学大・佐々木泰内野手(21=県岐阜商)ら新人8選手が17日、広島市内のホテルで新入団会見発表会見に臨んだ。背番号10のユニホームに袖を通した佐々木は「金本さんのイメージがすごく強くて、すごく活躍をされていたのも知っている。すごく期待されていると感じているので、その期待に応えられるように頑張りたい」と表情を引き締めた。

金本氏は広島でトリプルスリーを達成し、阪神移籍後の11年まで世界記録となる1766試合連続フルイニング出場を記録した。「自分も肩のけがまでは、今まで一度も(大きなけがが)なくて、体の強さも売りにしてやって来ている部分もある。プロの舞台で年間を通して戦い抜ける体をまた一からつくれたら」。11月の神宮大会準々決勝の試合中に左肩を負傷。今もリハビリは続くが、プレー中のアクシデントによる負傷をプロ入り前の教訓と胸に刻む。「いつどういうけがをするのか分からない。どういう動きをしても、けががないように。ストレッチだったり、トレーニングの重要性はすごく感じています」。リハビリと並行して、けがしない体づくりに励んでいる。

新井監督も背番号10を受け継ぐ佐々木の背中に、“アニキ”の姿を重ねる。「金本さんのように勝負強く、体も強く、息の長い選手になってもらいたい。また、チームの中心となって引っ張っていけるような存在になってもらいたい」。年明けの入寮後にトレーナーとキャンプまでの調整プランを決める。まずは左肩を万全にし、鉄人ロードを歩む準備を整える。【前原淳】

○…佐々木が同学年の中日高橋宏との対戦を心待ちにする。県岐阜商2年の秋季東海大会の決勝で中京大中京と対戦。高橋宏から自身は適時内野安打を放つなど8回に4点差を追いつくも、直後の9回に勝ち越しを許して敗れた。「負けたままで終わっている。自分が打って、中日との試合で広島が勝てれば」。今季チームが5戦3敗、防御率0・82に抑えられた天敵打ちに意欲を燃やす。

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