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【中村憲剛引退試合】小学校以来、34年ぶりプレー澤穂希さん「本当に自慢の弟みたいな感じ」


中村憲剛の引退試合が川崎フロンターレの本拠地、Uvanceとどろきスタジアムで行われた。彼の引退を記念して、なでしこジャパンの澤穂希も参加したエキシビションマッチが開催された。試合前に中村と澤が握手し、旧友との再会を喜んだ。澤は「10年のブランクは大きすぎる」と息を切らしつつも、試合を楽しんだと語った。彼女は中村とのチームプレーを「小学校以来の楽しさ」と振り返り、彼を「リスペクトしている選手」と讃えた。引退試合は友情と感謝が溢れ、公平かつ感動的な一日となった。

中村憲剛引退試合 エキシビションマッチ なでしこフレンズ対ケンゴフレンズ 試合前、握手する中村憲剛(左)と澤穂希(撮影・宮地輝)

<中村憲剛引退試合>◇14日◇Uvanceとどろきスタジアム

元日本代表MF中村憲剛(44)の引退試合。2020年度、21年元日の天皇杯決勝をもって現役引退した。

川崎フロンターレだけでプレーしたクラブの象徴、クラブそのものといえる唯一無二の存在。最高の舞台が用意された。

前座の「エキシションマッチ」は「ケンゴフレンズ」-「なでしこフレンズ」に中村と小学時代のチームメートだった元女子日本代表なでしこジャパンの澤穂希(46)が出場した。

息を切らして取材に応じた澤は「何もできなかったです。動けなかったですけど、やっぱ10年のブランクは大きすぎるなと思って、もう今、血の味がしてます」と笑った。

最初は互いのチームの主将を務めて対戦。澤は「本当はもっと憲剛とかラモスさんのボール取りたかったんですけど、やっぱもう足さばきが早くて全然取れなかった」。試合途中からは同チームでプレーした。

「ケンゴとボール蹴るの、たぶん私が小学校6年生で、憲剛が4年生以来なので、短い時間でしたけど、一緒にピッチに立ってプレーできたのはすごく楽しかった」と振り返った。

幼い頃から知る後輩の存在について問われると「年下ではあるんですけど、本当にリスペクトしている選手の1人でありますし、本当に小学校の時から礼儀あいさつもしっかりして、それがもう今になっても変わらずしっかりできてて、本当にかっこいい後輩。もう本当に自慢の弟みたいな感じです」と感慨深そうに話した。(敬称略)

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