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韓国弾劾訴追 与党は採決出席、反対維持 7議員賛成、可決の可能性


韓国の与党「国民の力」は、尹錫悦大統領に対する弾劾訴追案の採決に出席する方針を決定した。弾劾案は、野党6党によって国会に再提出されており、与党108人のうち少なくとも8人が賛成に回ることが焦点となっている。既に7人の議員が賛成を表明しており、他にも賛成を検討している議員がいるため、弾劾案が可決される可能性は増している。弾劾案が通るためには300人の在籍議員のうち3分の2、つまり200人以上の賛成が必要で、野党と無所属の議員192人が賛成を確保している。採決は無記名で行われ、可決されれば尹大統領の職務は停止される。

 韓国の保守系与党「国民の力」は14日の議員総会で、野党6党が国会に再提出した尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対する弾劾訴追案の採決に出席する方針を決めた。

 同党所属議員108人のうち、8人以上が賛成するかが焦点だ。総会では弾劾案に反対する方針を維持したが、与党内では、世論の反発が強まっていることなどから、一部で賛成に向けた動きが広がっている。すでに7人が賛成すると公式に表明。韓国メディアによると、他にも複数の議員が賛成票を投じることを検討しており、可決される可能性が高まっている。

 同党は7日にあった1度目の弾劾案の採決では、欠席する方針を決定。3人だけが党方針に反して出席したが、弾劾案は投票不成立で廃案となった。だが野党は12日、弾劾案を再び提出していた。

 弾劾案は在籍議員300人の3分の2に当たる200人以上の賛成で可決される。野党と無所属で計192人で、可決には8人足りない。投票は無記名で行われる。弾劾案が可決されれば、尹氏は大統領としての職務が停止する。【福岡静哉】

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