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地方大会皆勤校の山城が01年以来の京都府の推薦校に選出 13日21世紀枠候補9校発表


山城高校(京都)が、来春の第97回選抜野球大会の21世紀枠候補に京都府から推薦されました。歴史ある同校は、1907年に設立され、野球部は2015年に創部。吉田義男氏が元OBとして知られ、彼の時代から続く山城の伝統あるユニフォームのデザインが注目されています。今年の秋の府大会では4強入りを果たし、文武両道を実証しました。岸本馨一郎監督はチームの成長を期待し、選考結果を楽しみに待つと語っています。同じく選考に期待を寄せる西宮東高校も、効率的な練習と自主性を重視し甲子園出場を目指しており、副将の江見優汰選手も甲子園を夢見ていることを明かしています。

山城のダブル主将を務める池垣(左)と高尾(撮影・古財稜明)

京都勢初選出へ前進なるか-。来春の第97回選抜野球大会(3月18日開幕、甲子園)の各地区の21世紀枠候補9校が、日本高野連から13日に発表される。全国に15校しかない夏の地方大会皆勤校の1校の山城(京都)は、同枠が設立された01年以来2度目となる京都府の推薦校に選出された。1907年(明40)創立の伝統校で、野球部は15年に創部。OBには現役時代に名遊撃手で俊敏な動きから「今牛若丸」の異名を取り、監督として同チームを85年に初の日本一へと導いた吉田義男氏(91=日刊スポーツ客員評論家)がいる。帽子とユニホームの右胸には、ヤンキースのロゴを模したという「Y(山城)」と「H(ハイスクール)」を重ねたマークが施されている。吉田氏の高校在籍時に1学年上のマネジャー片山栄治さんがデザインし、今も引き継がれている。

秋の府大会では14年夏以来の府4強入りを果たし、文武両道を証明した。母校を率いて5年目の岸本馨一郎監督(40)は「こんなにワクワクしながらこの時期を迎えるのは初めて。純粋に選手らと同じような気持ちで待ちたいです」。2校が選出される1月24日の最終選考へ駒を進めることができるか。34人の部員と3人の女子マネジャーが、第2関門突破へ運命の時を待つ。【古財稜明】

○…西宮東は64年創部初の聖地へ1歩前進となるか。西宮市育ちの東(あずま)佑樹監督(36)は「偏見を覆す野球」を掲げ、練習時間の効率化と自主自律を促す。県屈指の進学校で練習は個人練習を中心に平日1日2時間。校庭から900メートルに位置する甲子園は近くて遠い憧れの場所だ。副将の江見優汰外野手(2年)は「高校野球をするなら甲子園」と祈る思いで発表を待つ。

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