<プレミアリーグ:サウサンプトン2-3リバプール>◇24日◇第12節◇セントメリーズ・スタジアム
首位リバプールはアウェーで最下位サウサンプトンに3-2で競り勝った。FWサラーが2ゴールを挙げ、3連勝で勝ち点31。2位マンチェスター・シティーとの差を8に広げた。リバプールのMF遠藤航(31)は3-2の後半45分から途中出場して試合を締めたが、サウサンプトンのDF菅原由勢(24)は2-2の後半32分から出場し、痛恨のハンドで決勝点となるPKを献上した。
序盤からスピード感のある攻撃を展開したリバプールが、MFソボスライの今季リーグ戦初ゴールで先制した。前半30分、サウサンプトンが自陣ゴール前からパスをつなごうとしたところでMFダウンズがパスミス。それをカットしたソボスライがそのまま左足でゴール左隅に蹴り込んだ。
だが、前半42分にサウサンプトンが追い付く。201センチのFWオヌアチュが前線からDFファンダイクにプレッシャーをかけ、こぼれ球を拾ったFWディブリングがドリブルを開始。ペナルティーエリア内に侵入したところでDFロバートソンに倒されてPKを獲得した。FWアームストロングのキックはGKケレハーに防がれたが、その跳ね返りを自ら左足で押し込んで同点とした。前半は1-1で折り返した。
後半開始早々にサウサンプトンにトラブル。オヌアチュがFWガクポのタックルを受けて負傷交代。前半途中にもMFララーナが左太もも裏を痛めて交代していた。それでも最下位に沈むチームはホームのサポーターの後押しを受けて逆襲。後半11分、相手のCK後にカウンターを繰り出し、アームストロングのパスを受けた20歳のMFマテウス・フェルナンデスが左足で決めて逆転に成功した。
しかし、後半20分にリバプールのFWサラーが決定力の高さを見せる。MFフラーフェンベルフのセンターライン付近からの浮き球のパスに走り込み、左足ワンタッチで合わせて同点とした。
サウサンプトンは後半32分にDF菅原由勢が途中出場したが、その後に日本代表DFはペナルティーエリア内でハンドの反則を犯してPK献上。それをサラーが左足で蹴り込んで勝ち越した。リバプールのエースFWは今季リーグ戦10得点に到達した。
欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも開幕4連勝で首位に立つリバプールは、27日の1次リーグ第5節で2勝2敗のレアル・マドリード(スペイン)とホームで対戦する。