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【川崎F】前代未聞45分間の浦和戦「語り継がれるようなゲームができたら」鬼木監督


川崎フロンターレは浦和レッズとの試合で後半45分のみの特異な局面に挑む。8月に試合が雷雨のため中断され、浦和に1点リードされたまま再開される。監督の鬼木達は「アグレッシブに戦い、語り継がれるゲームを目指す」と意欲を示した。試合展開が読めない中、最初の数分で相手の狙いを見極め、主導権を握ることの重要性を強調。「1点ビハインドからスタートし、追加点を許しても、3点を取る意欲を持つ」と打ち合いの可能性にも触れた。45分という未知のゲームに向けて、川崎は積極的な戦いを準備している。

浦和戦に向けて調整する川崎F佐々木旭(左)と鬼木達監督(撮影・佐藤成)

川崎フロンターレは22日、後半45分のみ開催の敵地浦和レッズ戦に臨む。19日、神奈川・麻生グランドで調整した。

8月24日の第28節で、浦和に1点リードされて前半を折り返すと、雷雨によってハーフタイムに試合が中止となっていた。鬼木達監督(50)は「アグレッシブに戦うことと、来てくれる人がいるので、45分以上の価値のあるゲームをしよう、後々語り継がれるようなゲームができたら」と伝説を作る。

1点ビハインドの状態から45分間だけ。未知の試合になる。経験豊富な指揮官も「本当に読めない。アグレッシブにと言いつつ、お互い見合っちゃうかもしれないし、人のやることなんで、ちょっと読めないっすね」。それでも積極的な姿勢は変わらない。「相手の狙いを本当に最初の何分間かで見極めなきゃいけないし、そこは当然自分も、ピッチの中の選手もしっかりと見極めること」と主導権を握りに行く。

1点を追う展開から試合が再開される。「(さらに)1点取られたら苦しいゲームにも当然なるとは思いますけど、でも、そうなったら3点取りたいなというだけなので」と打ち合いを演じる可能性にも言及。さらには「パワープレーやるかもしれない」とニヤリ。前代未聞の45分ゲームをひっくり返す準備を進める。【佐藤成】

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