アルビレックス新潟レディースMF石田千尋(22)が“世界遺産パワー”で今季初のリーグ戦連勝に導く。17日にホームでマイナビ仙台と対戦する。
10、11日の2日間のオフを利用し、今年7月に世界文化遺産に登録された「佐渡金山」を観光した石田は「かなりエネルギーもらった。それを発揮出来るようにしたい」と満面の笑みで意気込んだ。
昨季にノジマ相模原から加入した。「ずっと行きたかったんですよ」と新潟2年目にしてかなった佐渡島旅行をDF浦川、FW山本の3人で満喫した。ジブリ映画「天空の城ラピュタ」の雰囲気に似た北沢浮遊選鉱場跡などを訪れ、女子さながら「インスタグラマーになった気持ちで」と世界レベルの自然を味わった。
何事にも好奇心旺盛スタイルを見せる若きボランチは、今季からサイドハーフにも挑戦する。「新鮮な気持ちだし、自分のプレーの幅はすごく広げてもらってる」と手応えを実感する。
もっとも、常に一貫していることは「目の前の一戦に懸ける」ことだ。連敗中でもこのスタイルは貫いた。「目の前の試合を勝つって気持ちだけでやる」。熱いまなざしで、勝ち点3を誓った。 【大島享也】