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【広島】常広羽也斗2日連続ブルペン「きっかけが見つかる」九里FAで激しい先発争いへ投球磨く


広島カープの常広羽也斗投手は、秋季キャンプで意欲的にブルペン投球を続けている。プロ初のキャンプだった今春にはコンディションの不良で思うような練習ができなかったが、今秋は積極的に練習を進めている。特にシュート回転する球の修正に取り組むと同時に、その特性を生かした投球スタイルも模索中だ。シーズン終盤に1軍デビューを果たしたものの、開幕に向けた準備を万全に進めるため、ブルペンでの調整を重視している。広島から九里投手がFA宣言している背景もあり、先発ローテーション争いは激化している。常広投手は、2月の本格的なシーズン入り前にしっかりとブルペンに入れるコンディションを整えることが重要であると考えている。

秋季キャンプで2日連続ブルペン入りした広島常広羽也斗投手(撮影・前原淳)

広島常広羽也斗投手(23)が14日、2日連続でブルペン入りし、52球を投じた。プロ初キャンプとなった今春はコンディション不良もあり、十分な練習量をこなせなかった。今秋は初日からフルメニューを消化。積極的にブルペン入りしている。この日は真っすぐがシュート回転する傾向にあったが、修正を試みるだけでなく、生かす形も探りながら投じた。「調子はその日その日で(違いが)ある。調子が悪いときは調子を直すのか、その調子のまま投げるのか。ブルペンに入ったら、たくさんきっかけが見つかる」。ブルペンでは、投球感覚と修正力を磨いている。

今季は調整遅れから開幕を2軍で迎え、1軍デビューはシーズン終盤だった。1年目の成績は2試合先発して1勝、防御率2・45。先日、FA宣言した九里が移籍する可能性が高く、先発争いは激しさを増す。「2月に今ぐらいしっかりブルペンに入れるように。技術や調子はいろいろあると思うんですけど、ブルペンに入れる状態に持って行くことが何より大事だと思っています」。開幕ローテ争いに出遅れないためにも、今秋にしっかりと投げ込んで基盤をつくる。

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