侍ジャパン才木浩人投手(26)が16日の台湾戦(台北ドーム)で先発として代表公式戦デビューする。14日、井端弘和監督(49)が明言した。9日の強化試合チェコ戦では打者9人に4者連続三振を含む7奪三振と圧倒。虎の剛腕がいよいよ日の丸を背負って真剣勝負のマウンドに上がる。
この日は日本で調整後に空路で移動。台湾は人生初で「全然知らないんですけど、台湾で台湾とやるので。昨日(13日の試合)も結構盛り上がっていたっぽいので、雰囲気はどうかな?と思いますけど、いつも通りやるだけですね」と意気込んだ。完全アウェーについては「わかりきっていることなので」と承知の上。「その上でやる試合。自分のやることに集中したい」と泰然自若で挑む。
15日の韓国戦(台北ドーム)は高橋宏斗投手(22)が先発。高橋宏は韓国KBOで「30-30」を達成した金倒永(キム・ドヨン)内野手(21)を警戒し「本当に勢いがあるバッター。そこの前にランナーをためないこと。盗塁もある。自分が一番優位に進められるように」と気合を入れた。セ・リーグを代表する右腕2人で台湾の舞台も熱く盛り上げる。【只松憲】