橋本環奈がヒロインのNHK連続テレビ小説「おむすび」(月~金曜)の14日に放送された第34回の平均世帯視聴率が13・6%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は8・0%だった。瞬間最高は初回の16・8%。
時代は平成の“ど真ん中”、平成16年(2004年)。ギャル文化と出会った“平成ギャル”米田結が、栄養士として人の心と未来を結んでいく平成青春グラフィティ。「縁・人・未来」を結んでいく様子を描く。結は幼少期、神戸で暮らしていたが阪神・淡路大震災に被災。福岡・糸島に移住し青春時代を過ごした。高校卒業のタイミングで一家そろって神戸に戻り、栄養士を目指していく。
音楽担当は映画「呪術廻戦0」やアニメ「東京リベンジャース」などを手がけた堤博明氏。語りにリリー・フランキー。主題歌の「イルミネーション」をB’zが務める。
あらすじは、翔也(佐野勇斗)は高校野球の福岡大会で優勝して結(橋本環奈)を絶対に甲子園へ連れて行くと伝えた。結も決意を新たに書道に打ち込んだ。そして、翔也の決勝戦を迎え、結やハギャレンのメンバーらが球場に駆けつけた。結はパラパラダンスを取り入れたオリジナルのパフォーマンスで、翔也を応援した。翔也の適時打で先制。投げては初回を3者凡退で抑えた。しかし9回あと1球というところで翔也はサヨナラ2ランを打たれ敗れ、甲子園切符を逃した。同じ時、家で作業をしていた聖人(北村有起哉)の携帯が鳴った。神戸の店をやっていた場所が空き家になり神戸に戻ってきてはどうか、という知らせだった。翌日、聖人は神戸に出かけ、結は翔也に会った。翔也は落ち込んでいる姿ではなく、気持ちの切り替えが早く「もう終わったこと。前を向いている。社会人野球チームで3年間頑張って、プロ野球選手になる。人生何度だって失敗はする、最終的に夢にたどりつけばいい」と伝え、さらに「次こそ約束する。3年間、社会人野球チームで頑張って必ずプロになる。そしたら米田結に好きだと告白する」。結は「それ告白してるんだって」と言って、照れながらヘルメットをかぶり、自転車に乗って、その場を離れようとした。それが告白だと気付いた翔也は頭を抱えながら「じゃあ、米田結の答えは?」と問うと、「好きだよ、バ~カ!」とはじける笑顔で自転車をこぎ家に帰った。部屋に戻った結は、これまでに書き留めていた栄養関係のノートや本を翔也からのお礼の手紙を見ていた。楽しく書いていたノートをしみじみ見て、あることに気づき、進路指導の紙を見つめた。