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連覇の早大・小宮山監督「満点」卒業する選手たちたたえ「スタンドにいる4年生もよくやった」


東京6大学野球の優勝決定戦で早稲田大学(早大)が明治大学(明大)を4-0で破り、9年ぶりに春秋連続優勝を達成した。この勝利は、2015年以来となる早大のリーグ連覇であり、通算48回目のリーグタイトル獲得となった。試合後、小宮山悟監督は選手たちの奮闘を称賛し、彼自身も選手たちによる胴上げを受けた。この試合は早稲田にとってリーグ14年ぶりの優勝決定戦での快勝となり、伊藤樹選手が完封勝利を収め、リーグの優勝決定戦での完封勝利は62年ぶりの快挙となった。この試合は、今季100周年を迎える東京6大学野球連盟に新たな歴史を刻む一戦となった。

明大対早大 春秋連続優勝を飾りマウンドで喜ぶ早大ナイン(撮影・小沢裕)

<東京6大学野球:早大4-0明大>◇優勝決定戦◇12日◇神宮

優勝決定戦を制した早大が、15年以来となる春秋連覇を達成した。

試合後には小宮山悟監督(59)も選手たちの手で3度、宙に舞った。「春の胴上げで顔が(写真に)映っていないやつが何人かいた。考えろよ」と入念に指示を出すと「サトシ」コールを受けた上で、胴上げの記念写真に納まった。

早慶戦に連敗し、印出太一主将(4年=中京大中京)は「みっともない試合」とまで言った。そこから1日おいての快勝に、小宮山監督は「どうすれば勝てるか知恵を絞って、満点でもいいくらいのゲームでした。彼らを誇りに思います」と選手たちをたたえた。

早慶戦で早大が5位慶大に対して0勝2敗だったことで、同リーグ14年ぶりの優勝決定戦が開催された。しびれるプレーオフを戦った明大だけでなく、法大はポテンシャルが高く、立大も春から確実に力を高めた。東大も7年ぶりにシーズン2勝を挙げた。

小宮山監督は「グラウンドにいる4年生以外にも、スタンドにいる4年生もよくやったと思います。早稲田に限らず、明大さんもそうだと思いますけど、全員が同じ志の中でこのグラウンドに立っていると思います。すばらしい仲間たちといい試合ができて良かったと思います」と、卒業する選手たちをたたえた。

東京6大学野球連盟は来季、100周年を迎える。【金子真仁】

▼早大が明大との優勝決定戦を制し、2季連続48度目の優勝。早大のリーグ連覇は、重信(現巨人)茂木(現楽天)石井(現日本ハム)らを擁した15年春秋以来9年ぶり。

▼早大・伊藤樹が完封勝利。リーグの優勝決定戦は通算17試合目になるが、完封勝利は38年春の清水秀雄(明大)、39年秋の高木正雄(慶大)、51年春の末吉俊信(早大)と山本治(慶大)、62年春の山崎武昭(法大)に次いで62年ぶり6人目。

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