巨人が、国内FA権を保有する大城卓三捕手(31)に今季の推定年俸1億3000万円から増額をベースに複数年契約を提示していることが11日、分かった。
球団は強打の捕手として高く評価。昨季は134試合に出場し、打率2割8分1厘、16本塁打も今季は96試合出場にとどまった。選手会長としてチームを4年ぶりのリーグ優勝に導いたが、自身の成績としては悔しい結果だった。
この日までにFA権行使についての明言は避け、沈黙を貫いている。一方でかねて「ジャイアンツが好きだし、監督、コーチ、スタッフ、チームメートにも恵まれている」と強い愛着を示しており、残留が基本線とみられる。シーズン終了後は「このままじゃだめだと思っている。もっとチームに貢献したいし、そのために結果も必要。自分をどれだけレベルアップできるかだと思う」と巻き返しに向け意欲を示していた。