異例の転身となった。新入閣したソフトバンク大越基4軍監督(53)がみずほペイペイドームで入団会見に臨み、「ホークスで指導したいと思ったことは1度もない。というか、可能性がゼロだと思って。不思議な感じです」と語った。
仙台育英(宮城)から92年ドラフト1位でダイエー(当時)に入団した。投手としてプロ入りも、外野手へ転向するなど野手としても活躍。03年に現役を引退後は教員免許を取得し、07年4月に早鞆(山口)に教員として赴任。09年から今夏まで同校の野球部監督を務めていた。現在も教壇に立っており、12月末で退職を予定しているという。
この日は「年休を取ってきました」と笑顔で説明。「教員は子どもたちの人生を変えられる可能性がある。今回は4軍監督ですけど、選手の人生がどうなるか自分が背負うことになる。うれしさだけでなく、緊張感や怖さも持ちながら愛情を持って接していきたい」と意気込んだ。