<関東地区大学野球選手権大会:白鴎大5-1杏林大>◇準々決勝◇7日◇横浜
白鴎大(関甲新学生1位)が杏林大(東京新大学3位)を破り、準決勝へ駒を進めた。
先発の中沢匠磨投手(3年=白鴎大足利)が7回5安打9奪三振、1失点で好投。直球、カーブ、フォークを軸にテンポの良い投球でゲームをつくった。
6日の初戦はエースのプロ注目、最速148キロ左腕・松永大輝投手(3年=東海大菅生)が完封勝利を挙げた。
準々決勝を任されたのは、2年秋にリーグ戦デビューを果たした右腕の中沢。大学入学後は制球に苦しむなど、思うようにいかない時期が続いていたが、今秋はエース松永に次ぐイニング数を投げ抜き、左右2枚看板の働きで優勝に貢献。中沢は「リーグ戦ではいつも初戦で勝てるけど、次投げる投手がいなくて勝てなかった。2戦目を勝つには松永1人じゃダメ」とトーナメントの2回戦でも有言実行の活躍を見せた。
あと1つ勝てば神宮大会の出場権を得られる。「連戦になるんですけど、明日も投手陣が最少失点に抑えて勝ちたい」と意気込んだ。